毒親に育てられた子ってどんな特徴があるの?
大人になってもそれは変わらないの?
と言った疑問にお答えしたいと思います。
結論からお話しすると、毒親に育てられた子は自己肯定感が低い傾向にあります。
自己肯定感が低いのが毒親育ちの共通点
毒親に育てられた子の特徴を細かく言うと
- 人の顔色を伺ってしまう
- 自分の好きなものがわからない
- 自分の気持ちがわからない
- 自分に自信がない
- 自分で決められない
などなど。
他にもたくさんあるでしょう。
いくつ挙げたとしても、それはたった1つの事が原因です。
それは「自己肯定感が低い」ということです。
自分を肯定できない
自分を認めてあげられない
だから、自信がない、自分の事がわからない(わかりたくない)、物事を決められない。
そりゃそうだ、といった感じですよね。
じゃあ、その自己肯定感って一体何なのでしょうか?
自己肯定感とは何なのか
自己肯定感とは自分が自分自身を尊重したり、尊敬したりする感情の事です。
言葉にすると大げさに感じますか?
自分を尊重するとか、尊敬するとか。
ナルシスト?
いいえ、そうではありません。
例えば、食事をするためにお店に入るとか、自分が欲しい服を買う事など、誰もが当たり前にする行動は、自己肯定感があってこそできることなんです。
究極に自己肯定感が低いとどうなるのか
自己肯定感がどんなものかを理解するために、反対に自己肯定感が無いとどうなるのかをお伝えしたいと思います。
自己肯定感が低いと、自分に自信が全くありません。
自分にまったく価値がないと思っています。
だから・・・
・自分にどんな服を着せても意味がないから服を選べない
・ご飯を食べる価値がない
・自分を傷つける行為をする
・私って学校行っていいんだっけ?
・私なんかがこのお店に入ったら迷惑なんじゃないかな
そして究極は
私ってここに存在していいんだっけ?
になってしまうんです。
自己肯定感がなければ、生きられないんです。
生きるために、必ず必要なものなのです。
人間が生きるために必ず必要なもの=水、空気、栄養、自己肯定感
なんです。
自己肯定感が低い毒親育ちは、じゃない人より生きるのが大変なんです。
毒親育ちの周りだけ酸素が薄いとか、水が手に入らないとか、食べ物がないのと同じなんです。
自己肯定感とは、生きるために必須のものなのですから。
毒親育ちがなぜ自己肯定感が低いのか、その理由を知りたい方はこちらをご一読ください。
自己肯定感を上げるために「他人の存在」は必要ない
毒親育ちの自己肯定感の低さは、生まれた時から毒親に育てられていることが原因です。
自分が大切にされる存在だと思えない環境で育ったからなのです。
毒親が自分を尊重してくれないから、自分も自分を尊重できなかった。
毒親育ちの自己肯定感の低さは、親の影響を受けた結果です。
では、自己肯定感を上げるためにはどうしたら良いのか?
それは「自分は自分を尊敬するし、尊重している」と決めることです。
ここが自己肯定感のおもしろいところです。
成長過程で、自己肯定感を下げるには他人の影響があったけれど、
自己肯定感を上げるには他人の影響など必要としないんです。
だって自己を自分が肯定するかどうかですから。
そこに自分以外の人の存在は必要ありません。
自分が自分を肯定すると決める。
「自分は自分を肯定している人間である」と設定する。
それ以外にやることがないんですよ。
だからもう、生まれてしまえばこっちのもんだ、っていうことです。
ある程度成長したら、自分が毒親育ちだろうが関係ないです。
“私は毒親育ちだから、自己肯定感が低くて苦しかった。でも、これからは自分を尊敬して尊重すると決めて生きていこう”
そう思えたら、毒親育ちの共通点も消えてなくなるのです。